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子供と一緒のパリ暮らし

夫の駐在でパリへ。子供3人の縁で広がっていくパリ暮らしの想い出を記した雑記。

風呂なし四畳半一間アパートの妄想

いい加減この話もあきたけど、まだまだ続くよ、タンクの話。

 

で、昨日は、午後に来るといって、結局18時半に来たムッシュ船越(本名はフィリップ)。

当然、ごめんなさいはなしで、作業に入る。

どうやら、電気トラブルでヒューズ交換が必要なことが判明した。

 

でも、「新しいヒューズを持ってないから、また明日の10時か11時にくるね。」といって帰ってしまった。

 

また今晩もお湯なしだよ。

 

先週水曜日の朝から壊れて、早一週間。

きれい好きな日本人が、一週間もお湯なしで過ごせるわけはない。

我が家がどうやっていたかというと、毎晩キッチンで、やかんと電気ポットを併用して、湯を沸かし、バスルームにおいたバケツまで運んで、バケツの湯を使って、シャワーがわりにしてきた。

子供が3人もいるから、1人ずつ順番にこれを繰り返す。

結構な労力。疲れる。

電気代も一気にはねあがっただろう。

 

昨夜も夫、子供とお湯浴びタイムが終わり、私の番になった。

髪の短い夫やこどもなら、バケツの湯で、体も髪もどうにかなるが、髪が長くて、量が多い私は、バケツの湯では洗い足りない。

 

水シャワーで洗って風邪を引きそうになったり、バケツのお湯でチマチマ洗ってきたが、どうも物足りない。

 

食器を洗い終わった台所で、今晩はどうしようか一計を案じていて、ひらめいた。

 

我が家のキッチンの流しは広くて深い。

しかも瞬間湯沸かし器がついていて、蛇口からお湯も出る(台所に瞬間湯沸かし器がついてることは、今週になってムッシュ船越に教えてもらって初めて知った)。

加えて、蛇口も、オーナーの趣味でつけられた、おしゃれな伸縮式だ。

 

なので、流しで髪を洗うことにしてみた。

お湯もでるし、湯量も申し分ない。

「これいいじゃん!」って、洗いながら思った。

でも、同時に、

「流しで髪を洗うなんて、お風呂がなくて、銭湯代もない貧乏話(の漫画など)できいたことがある」と思った。

 

もちろん我が家は、(お湯はでないが)お風呂はついているし、4畳半1間でもない。

4畳半が何個か入る広いリビングもついている。

しかも、私は、いろんな人に羨ましがられるパリで暮らす駐在妻のはずだ。

 

「何かおかしい???」

 

でも、「まーこれはこれで面白いからいいか。」と思って、髪を洗ったあとに、風呂でお湯浴びもした。

 

湯上りの鏡に映った自分の顔のほうれい線が、いつもより深く刻まれていた気がするのは、気のせいだろうか。