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子供と一緒のパリ暮らし

夫の駐在でパリへ。子供3人の縁で広がっていくパリ暮らしの想い出を記した雑記。

門番のマダムにどら焼きをもらった

フランスの公立幼稚園には、入口に大きな鉄の扉がある。

我が家の子供たちが通う幼稚園の入り口には、園庭に入るまでに、2か所の鉄の扉を通り、園庭を通り抜けてから、建物入口のドアを入らないといけない。

この鉄の扉があく時間は制限されていて、朝の登園時間と、給食を園で食べない子が一時帰宅するためのお昼の送迎時間、夕方の降園時間の、各時間10分間だけだ。

 

また、扉の空いている時には、2つの鉄の扉の間に、常に門番の先生と校長先生か校長先生代理の先生がいて、入場してくる保護者をチェックしている。

園の中に入ることができるのは、事前に幼稚園にお迎え者として登録している親やシッターさん、代理で迎えにくる親戚などだけで、事前登録していない人は入ることができない。

日本より入退については厳しい。

 

うちの幼稚園の門番の先生は、見た目はちょっといかつい黒人のマダムである。

年齢は不詳だが、かなりのベテランだと思われる。

 

この黒人の門番マダムが、今朝、幼稚園に子供たちを置いて、帰ろうとする私にフランス語で「ちょっと待って。」と話しかけてきた。

早口で、ばばばっと話されて、何か全然わからなかったが、「シャンティ」というのだけ聞き取れた。

最初シャンティって何だったかな?と思って、「シャンティて何?」と聞いたら、マダムが、日本製の『栗入りどら焼き』の5個入りの袋を持ってきた。

どうやら、このどら焼きを誰かにもらったようだが、日本語で書いてあるので、何かよくわからなかったようだ。

しかも、マダムは、シャンテ―ニュ(châtaignes)=栗を食べないようだ。

で、マダムから「要らないからあげる」と、栗入りどら焼きをもらった。

ラッキー☆

 

私の少ない経験からではあるが、フランス人に日本のお菓子をあげたら喜ばれるかなーとおもって、せっかくお菓子をあげても、食べてもらえないことが多い。

食べなれていないものを受け付けにくいのかもしれない。

日本のチョコレートなどは喜ばれるが、せんべいなどの受けはいまいちだ。

去年、末っ子の保育園の集まりで「おばあちゃんのぽたぽた焼き」や「雪の宿」を出したが、ほとんど食べられずに返却された。

お嬢の幼稚園の保護者参加ピクニックで、絶対食べると思った「ハッピーターン」を出した時も、「甘いか、しょっぱいか、どっちのお菓子だ?」と言われて、「甘くてしょっぱいお菓子だ。」と説明して、お友達のパパに食べさせたが、一口かじって苦笑していた。

どうやら、フランス人は、甘いものはかなり甘く、しょっぱいものはしょっぱくないといけないようだ。

 

どら焼きも普段のお菓子とは違う見た目が受け入れられなかったのだろうか。。。

それとも、単純に栗がだめなだけだったのか、よくわからない。

 

というわけで、パリでは珍しいどら焼きを本日の子供たちのおやつとして頂いた。

あんこが甘くて、栗も入っていておいしい。

ご馳走様でした。

 

門番のマダムには、お迎えの時に、冬のスキー旅行で買ってきたフランスの地方産の板チョコをお礼に渡した。

普通に喜んで受け取ってもらえた。

 

ちなみに、フランス語でマロン(Marron)は、マロニエの木の実(栃の実)のことで、食べられない栗のこと。秋になるとそこら中にいっぱい落ちている。

なので、マロンを食べたというと誤解されることになる。